英語できないけどイギリスの大学院に行く。

英語ができないけどイギリスの大学院に行きます。

英語できないまま後期がはじまりました。

こんにちは。英語ができないまま後期に突入しました。

去年の10月6日にイギリスの地に降り立ってから丸4か月経過しましたが、年末年始の1ヶ月はこっそり日本に帰国していたので実質3ヶ月です。まだまだ英語ができなくてもやっていけています。しかしもう少ししたら前期の成績が出ると思うので、そこで急に「英語ができないとやっていけません」とか言わなきゃならなくなるかもしれない。ですので今のうちに近況報告を書いておこうというわけです。

年末年始は隔離ホテル6日間というイベントをこなし、そのあとは自宅で前期授業の課題エッセイをひぃひぃ言いながら書いて提出し、1週間ほどゴロゴロしてからイギリスにもどってまいりました。隔離ホテルはネット上では「大当たり」と言われているホテルで、食事が美味しく1日に100歩くらいしか動いていなかったためにせっかくイギリスで減らした体重をだいぶ戻したように思います。猫会いたさで帰国しましたが、修論に必要な日本語の本を調達したり、食料を調達したり、だいぶ有意義でした。

 

本題。まず前期の課題エッセイの話を書いておこうと思います。

試験がある方も多いかと思うのですが、私のコースはオールエッセイです。(「オールエッセイ」という英語センスなさすぎ感すごい)3000ワードが1本、4000ワードが1本、1500ワードの修論プロポーザル、の3本立てでした。修論プロポーザルは一度12月にドラフトを提出していており、これがすでに1000ワードあったのでまぁなんとかなりました。ただリファレンスを15本含まなければならず、読んでない論文を読んだ風に入れ込むのに苦労しました。

①3000ワードエッセイ

論文1本選んで書け、みたいなお題だったので例によって論文を1本Deeplに投げ込み、日本語で読み、日本語でエッセイを書き、Deeplで英語に直し、Grammarlyで文法を訂正し、もう一度Deeplにかけて日本語になったものを確認し、英文校正に出して終了です!やったね!試験がある方は別ですけど、評価が全部ライティングなら本当に英語できなくてもエッセイが出せます。評価はわからんけど。でも前期の途中であった1500ワードのエッセイはパスしてたから多分いける。

②4000ワードエッセイ

こっちはもしかしたらいけてないかもしれません。なぜなら1900ワードしか書けなかったからです。まさか英語以外でつまずくとは思いませんでした…。お題が「A(概念)のアドバンテージとディスアドバンテージを論ぜよ」というものでだいぶ狭いんですよ…言い訳ですけど…。多分概念Aの論文に加えてアドバンテージに関する論文とディスアドバンテージに関する論文をそれぞれ読まないと4000ワード書けないんですけど、私は概念Aに関する主論文1本で戦おうとしたので時間切れで完敗しました。ただ、うちのコースの基本レギュレーションは4000ワードが上限で下限なしなので、ワードカウントで直に殺されることはないのですが、まぁダメですね…多分ダメです…。せめて再提出を許されるレベルの不可だと良いなと思います…。

成績いつくらいに出るんですかね。私の場合単位数ギリギリしか授業を登録していないので、エッセイ②の授業で再提出許されないレベルの不可を取ってしまうと帰国なんですけどどうしたらいいでしょうか。しかもオチが「英語できなくて留学失敗しました」ではなくて「日本語でですら課題ができなくて失敗しました」ということになるので非常に困ります。

 

しかし成績が出るまでは私も本学学生です。まだ図書館で本も借りれたので学生証は生きているようです。ですので、後期授業に出ないわけにはいきません。後期は前期よりもだいぶ大変そうです。

①Research Skill

MA Philosophyの通年必須授業です。なんとプレゼンがあります。20分プレゼン+30分質疑応答です。地獄でしかない。昨日の夕方ごろに担当の先生から「プレゼンの日程を決めます。希望スロットを返信してください。早い者勝ちです。」とメールが来たのでイースター休暇明け希望を秒で返信しました。自分のプレゼン以外の日は、質疑応答するために他の学生が発表に使う論文を毎週読んでいくのが宿題になります。まじでほんとあいつら言語学とか現象学とか認識論とかだから勘弁してほしい。せめて短いのを選んで欲しい。

②Theories of Rights

Politicsのコースの授業です。20人もいたから多分来週から分割されると思う。しなくていいのに。宿題は論文1本とかで、スライド使ったレクチャーがまったくなくて先生が出すお題をグループで考えて発表する、みたいなタイプの地獄ですが、初回は人数が多かったために地蔵で全然いけました。意見言いたいタイプの学生が多かったし。先生が学生の名前を覚える気満々なのがちょっと恐ろしいです。あと内容が難しい。一応今日の宿題は読んで参加したけど、読むだけじゃダメなやつだった。当たり前だけど。でも周りの人たちもいまいちわかってなさそうだったから大丈夫。この授業は中間に1000ワードと期末に3000ワードです。ややこしい内容だからまた英文校正に納金することになりそう。

③Ethics

ナイトメア。推しに影響されやすいタイプなので最近はソーテリブルという代わりにナイトメ―って言ってます。もちろん独り言でです。学生が今日は13人いたかな?久しぶりに自己紹介をさせられました。自己紹介したあと先生がぺらぺらぺらぺらって英語で(当たり前)言って、しかし私には単語がひとつしか聞き取れなかったのでとりあえず「イエス」って答えたら先生が2秒固まったことは気にしないようにします。先生の英語も今までで一番聞き取れない。早口なのか使ってる単語が難しいのか理由すらわからん。そして毎回の授業で学生によるプレゼンがあるのは知ってましたが、まさか必須だとは思いませんでした!今日割り当てをしたのですが、「黒縄地獄衆合地獄どっちにする?」みたいなものなので残り物に福があるのを信じてラストワンに手を挙げました。ところで今地獄の種類を検索したらあまりにも描写が凄惨だったので気安く「地獄」とかいうもんじゃないなと思いました。そして家に帰って手帳をみたらResearch Skillのプレゼンが同じ週でした。プレゼン地獄。プレゼンがない週はコアリーディング1本だけですが、クエスチョンが毎回5個準備されているのでそれやるだけで3日くらいかかりそうです。

そんな感じです。毎週末映画に行ってる場合じゃないし、毎月ロンドンに行ってる場合じゃないし、イースターにはフィンランドに旅行に行ってる場合じゃないです。いよいよ、英語ができなくても留学できると最後に言えるかどうかの正念場が近づいている感じです。

まぁ、そもそも前期授業単位落としてるかもしれないけど。

 

ところで今日はなんと私の所属するコースで飲み会が企画されていたのですが残念ながら急に風邪をひいたので欠席です!ちょっと喉が!痛いんで!ソーリー!ハブファン!