英語できないけどイギリスの大学院に行く。

英語ができないけどイギリスの大学院に行きます。

英語できないけど英語のタトゥー入れてきた。

はたちそこそこでウィーンに語学留学した時、同じ語学学校でひとりの日本人女性と出会いました。30代の彼女は、夫から逃げてきたとのことでした。彼は声優のタマゴで、浮気ばかりしている、と言っていました。今思えばできすぎですが、多分本当だと思う。あそこで嘘つく意味ないし。彼女は1ヶ月しか滞在していなかったのですが、どうしてもウィーンでタトゥーを入れたいんだと言っていました。そのこと自体が当時の私には衝撃で、その理由を聞いたのかどうか覚えていないんだけれど、数日後に手首の内側に入れたハートのタトゥーを見せてくれました。

何かの覚悟とか決心とか、そういうものだったのかな。想像だけど。単に入れたかっただけならこんな言葉の通じない場所で挑戦しないよね。何かあの時あの場所で入れる意味が彼女にはあったんだと思う。名前とか全く覚えてないし、大昔なのでSNSアカウント交換したりとかもなく、今どうしているかはわかりませんが、元気だと良いな。手首のハートは健在なんだろうか。

 

…などと思っていたのですが、今私に言えることは、大げさな覚悟とかなくても海外きた記念にタトゥーとかありだよね!ということです(なしです)。というわけで、彼女もただの記念だったのかもしれません。

唯一の友達ゾーイちゃんが、6か所くらい入れてるんですよ。トトロとかピーターラビットとかわりと大物を。母親にバレたら殺されるって言ってますけど。やっぱり中国もわりと風当り強いのかな。で、この前ふともものピーターラビット見せてもらって、いいなー、やりたいなー、と思ってたんですけど、私この1年ちょっと慢性蕁麻疹の持病があって、ヒスタミンが元気なときは物理接触で容易に蕁麻疹出るので諦めてたんです。それがここ1ヶ月くらいめちゃくちゃ調子が良いんですよ。治ったのかもしれない…!

というわけで適当に検索して予約しました。レストランとか洋服屋に1人で入るの苦手なくせに、変なとこ度胸ある。まぁ英語できないのにイギリスの大学院に行こうと思うくらいだからむしろ度胸(と貯金)(大事)しかないという気もする。あとはちょうど2年前に日本でひとつ入れてるので、初じゃないというのも大きい。あの時はなんだか「誰にとっても自分の身体は自分のものだ」ということを周囲にアピールしたかったんですよね…何かあったというわけではないんですけど。身体に関する自己決定権みたいな本でも読んだんですかね…。(覚えてない)

まぁまずは見てください!見せたくて仕方ないので!


肌が汚なすぎた。修正足りない?大丈夫?グロ報告とかしないでね??

ミュージカル"Les Miserables"の中で私が一番好きなフレーズです。みんなも好きだよね?あそこのグランテールパートからどのフレーズを選ぶかについては悩んだんですけど、他のフレーズにはdieとかdeathとかちょっと直接的な単語がでてくるので。このフレーズならそれ自体でも意味があるし、良くないですか。良いよね。かなり。褒めて。スペルあってるよね??

 

・予約

予約はメールで、希望のデザインイメージと大きさと希望曜日時間等を書いて送ります。私の場合はデザインが確定しているのでそれで済みますが、どんな絵にするかとか相談が必要な人は一度相談に行くみたいな段階が必要かと思います。

メールが返ってきたのが4日後、そこに目安金額と予約の空きは5月以降になりますと記載されており、それで良ければデポジット£30を銀行振込してね、とあります。適当に選んだわりには人気店のようで良かった。

 

・前日

予約前日に質問フォームのURLが送られてきて、アレルギーとか服用中の薬の事とか10個くらいの質問に答えておきます。当日スマホで慌てて単語調べなくて済むぞやったね!

 

・当日

日曜日だったせいか、受付の人と担当のアーティストの方ふたりしかいませんでした。いやでも普段から2~3人しか入れてないっぽかった。大きな窓から中が見えて、ちょっと日本では考えにくい造り。室内も明るくていわゆる受付に骸骨の置物があったりしません。

担当のお兄さんもめちゃくちゃフレンドリーで良かった!ていうかほとんど会話ないから英語できなくても問題なかった!まぁデザイン相談とかだと別ですけど。ていうか入店から30分で全部終わった…あっけなさすぎる…。施術自体はこれだと10分くらい。あっという間。£60でした。値段は日本とかわらないかな。ちょっと安い?

使った英語は「予約してある?」「昨日のフォーム書いた?」「そこで5分くらい待っていてください」「上着はそこにかけてください」「ステンシルを貼って写真を撮るので確認してください」「そこにのってうつ伏せになってください」「痛くないですか?」「終わりました」「写真を撮ります」以上です。中学英語でいける…!

アフターケアの方法なんかは全部サイトに載ってるので特にその場で説明を受けたりはまったくないです。まじでなんかウォーク・インって感じ…一応予約したからウォーク・インじゃないけど…。

日本では翌日からワセリン塗るよう言われましたが、ここのスタジオではPALMER'S COCOA BUTTERがお勧め、というので素直に従います。BOOTSに売ってました。ここから痒いタームに入りますけど頑張ります。

日本で施術するより全然簡単なんですけど、簡単なだけに深く考えず入れてしまうと後悔しますのでまったくイギリスで入れるのはお勧めはしません。簡単な上に海外にいると浮足立ちがちなので、勢いでやらないようにしてください。温泉入れなくなるよ。ていうか何のためにこの記事を書いたんだ私は…もしイギリスに行く1年以上前からイギリスでタトゥ入れるって決めてたという人とかあとはすでに持ってて単純に増やしたいという人がいれば参考に…。

 

 

英語できないまま後期がはじまりました。

こんにちは。英語ができないまま後期に突入しました。

去年の10月6日にイギリスの地に降り立ってから丸4か月経過しましたが、年末年始の1ヶ月はこっそり日本に帰国していたので実質3ヶ月です。まだまだ英語ができなくてもやっていけています。しかしもう少ししたら前期の成績が出ると思うので、そこで急に「英語ができないとやっていけません」とか言わなきゃならなくなるかもしれない。ですので今のうちに近況報告を書いておこうというわけです。

年末年始は隔離ホテル6日間というイベントをこなし、そのあとは自宅で前期授業の課題エッセイをひぃひぃ言いながら書いて提出し、1週間ほどゴロゴロしてからイギリスにもどってまいりました。隔離ホテルはネット上では「大当たり」と言われているホテルで、食事が美味しく1日に100歩くらいしか動いていなかったためにせっかくイギリスで減らした体重をだいぶ戻したように思います。猫会いたさで帰国しましたが、修論に必要な日本語の本を調達したり、食料を調達したり、だいぶ有意義でした。

 

本題。まず前期の課題エッセイの話を書いておこうと思います。

試験がある方も多いかと思うのですが、私のコースはオールエッセイです。(「オールエッセイ」という英語センスなさすぎ感すごい)3000ワードが1本、4000ワードが1本、1500ワードの修論プロポーザル、の3本立てでした。修論プロポーザルは一度12月にドラフトを提出していており、これがすでに1000ワードあったのでまぁなんとかなりました。ただリファレンスを15本含まなければならず、読んでない論文を読んだ風に入れ込むのに苦労しました。

①3000ワードエッセイ

論文1本選んで書け、みたいなお題だったので例によって論文を1本Deeplに投げ込み、日本語で読み、日本語でエッセイを書き、Deeplで英語に直し、Grammarlyで文法を訂正し、もう一度Deeplにかけて日本語になったものを確認し、英文校正に出して終了です!やったね!試験がある方は別ですけど、評価が全部ライティングなら本当に英語できなくてもエッセイが出せます。評価はわからんけど。でも前期の途中であった1500ワードのエッセイはパスしてたから多分いける。

②4000ワードエッセイ

こっちはもしかしたらいけてないかもしれません。なぜなら1900ワードしか書けなかったからです。まさか英語以外でつまずくとは思いませんでした…。お題が「A(概念)のアドバンテージとディスアドバンテージを論ぜよ」というものでだいぶ狭いんですよ…言い訳ですけど…。多分概念Aの論文に加えてアドバンテージに関する論文とディスアドバンテージに関する論文をそれぞれ読まないと4000ワード書けないんですけど、私は概念Aに関する主論文1本で戦おうとしたので時間切れで完敗しました。ただ、うちのコースの基本レギュレーションは4000ワードが上限で下限なしなので、ワードカウントで直に殺されることはないのですが、まぁダメですね…多分ダメです…。せめて再提出を許されるレベルの不可だと良いなと思います…。

成績いつくらいに出るんですかね。私の場合単位数ギリギリしか授業を登録していないので、エッセイ②の授業で再提出許されないレベルの不可を取ってしまうと帰国なんですけどどうしたらいいでしょうか。しかもオチが「英語できなくて留学失敗しました」ではなくて「日本語でですら課題ができなくて失敗しました」ということになるので非常に困ります。

 

しかし成績が出るまでは私も本学学生です。まだ図書館で本も借りれたので学生証は生きているようです。ですので、後期授業に出ないわけにはいきません。後期は前期よりもだいぶ大変そうです。

①Research Skill

MA Philosophyの通年必須授業です。なんとプレゼンがあります。20分プレゼン+30分質疑応答です。地獄でしかない。昨日の夕方ごろに担当の先生から「プレゼンの日程を決めます。希望スロットを返信してください。早い者勝ちです。」とメールが来たのでイースター休暇明け希望を秒で返信しました。自分のプレゼン以外の日は、質疑応答するために他の学生が発表に使う論文を毎週読んでいくのが宿題になります。まじでほんとあいつら言語学とか現象学とか認識論とかだから勘弁してほしい。せめて短いのを選んで欲しい。

②Theories of Rights

Politicsのコースの授業です。20人もいたから多分来週から分割されると思う。しなくていいのに。宿題は論文1本とかで、スライド使ったレクチャーがまったくなくて先生が出すお題をグループで考えて発表する、みたいなタイプの地獄ですが、初回は人数が多かったために地蔵で全然いけました。意見言いたいタイプの学生が多かったし。先生が学生の名前を覚える気満々なのがちょっと恐ろしいです。あと内容が難しい。一応今日の宿題は読んで参加したけど、読むだけじゃダメなやつだった。当たり前だけど。でも周りの人たちもいまいちわかってなさそうだったから大丈夫。この授業は中間に1000ワードと期末に3000ワードです。ややこしい内容だからまた英文校正に納金することになりそう。

③Ethics

ナイトメア。推しに影響されやすいタイプなので最近はソーテリブルという代わりにナイトメ―って言ってます。もちろん独り言でです。学生が今日は13人いたかな?久しぶりに自己紹介をさせられました。自己紹介したあと先生がぺらぺらぺらぺらって英語で(当たり前)言って、しかし私には単語がひとつしか聞き取れなかったのでとりあえず「イエス」って答えたら先生が2秒固まったことは気にしないようにします。先生の英語も今までで一番聞き取れない。早口なのか使ってる単語が難しいのか理由すらわからん。そして毎回の授業で学生によるプレゼンがあるのは知ってましたが、まさか必須だとは思いませんでした!今日割り当てをしたのですが、「黒縄地獄衆合地獄どっちにする?」みたいなものなので残り物に福があるのを信じてラストワンに手を挙げました。ところで今地獄の種類を検索したらあまりにも描写が凄惨だったので気安く「地獄」とかいうもんじゃないなと思いました。そして家に帰って手帳をみたらResearch Skillのプレゼンが同じ週でした。プレゼン地獄。プレゼンがない週はコアリーディング1本だけですが、クエスチョンが毎回5個準備されているのでそれやるだけで3日くらいかかりそうです。

そんな感じです。毎週末映画に行ってる場合じゃないし、毎月ロンドンに行ってる場合じゃないし、イースターにはフィンランドに旅行に行ってる場合じゃないです。いよいよ、英語ができなくても留学できると最後に言えるかどうかの正念場が近づいている感じです。

まぁ、そもそも前期授業単位落としてるかもしれないけど。

 

ところで今日はなんと私の所属するコースで飲み会が企画されていたのですが残念ながら急に風邪をひいたので欠席です!ちょっと喉が!痛いんで!ソーリー!ハブファン!

英語できないけどBoosterの発音だけ練習してget boosted nowしに行く。

長いけどあんまりおもしろくないです。備忘なので許されたい。

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welcome boad

2021年12月17日現在、日本でワクチン接種を2回済ませている人の、イギリスでのワクチンパスポート入手に関しては、NHSが用意した全国に数か所しかないセンターにオンラインで予約のうえ出向く、というのがメインルートです。そのうち変更ありそうだけど。

これが本当に数か所にしかなく、最初に私が現住所を入力の上検索したときには、最寄りが130マイル離れた場所でした。少しずつ増えてるっぽくて、先日はリーズにあるのを見かけた。

で、そのセンターで登録手続きをしてもらい、ワクチンパスポートを入手し、その後ブースター接種の予約をする、というのが今のところ一番間違いないかと思います。

というか、NHSに接種記録が登録されないと、ブースター接種の予約ができず、1回目の予約になっちゃう。これで予約して、当日現地で「実はブースターなんだよね!」もありかもしれない。あとは予約の要らないウォークイン接種会場で打っちゃう。これはあり。今してきた。

というわけでブースター接種のレポートをしたいと思います!役には立ちません!

昨日の17時半頃、GPの電話番号からテキストが届きました。

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text message

こういうの。ほほう!と思ったのですが、上記の流れがあるため、2回目までの記録をNHSに登録しないままブースターを打つと、ワクチンパスポートの入手が面倒になるのでは?と思いました。面倒になるというのは、すなわち、NHSに電話して説明して記録をかえてもらうなどの、英語のできないプレーヤーは1撃で死ぬ敵と闘わなければならないはめになる、ということです。死にたくない。あと2回目接種の時副反応わりとしんどかったから帰国直前はしんどいな、などもありまして今回は見送ることにしたのですが、なぜか本日11時半には行列に並んでました。

ニュースでは「4時間並んだわ!クリスマスには家族に会いたいから!!」みたいな女性がインタビューされていたりしたので、4時間を覚悟すべきだと思ってたんですけど、朝起きた瞬間に「前日に急遽設置が決まった臨時会場で平日昼間とか穴場なのでは…?」など思い付き、13時から授業があったのですが「お国の命令なので!!」みたいな気持ちでなかったことにして並びました。

あと、ワクチンパスポートは発行が面倒で諦めたとしても、抗原検査記録とかで代わりになりますが、私の健康は代わりがきかないので…。いよいよ明日辺りは新規感染者数10万人いきそうですし。

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寒くなくて良かった。

徒歩20分くらいの場所に会場はありました。

着いたのが11時15分くらいかな。思ったほどの列じゃない。外に50~60人?土地柄なのか時間の関係か、移民らしき人が多いです。しばらくするとスタッフの方、おそらく一度リタイアしてこのパンデミックで力になりたいと仕事に復帰された方かと思われますが、「天気が良くて最高ね!」「何か質問ある人はいない?」「症状ないわね??」と笑顔で元気よく、列のひとりひとりに声をかけていきます。ホスピタリティ!英語のできない私もさすがにスマホツイッターに必死なふりをするのは人として良くないので「2回目まで日本で打ったんだけど大丈夫ですか?」と用意してあった質問をしてみましたが、「3ヶ月経ってればオッケー!」と言ってもらえました。後ろに並んでた中国から来ている二人組はなんか揉めてた。シノバックスだったのかもしれない。聞き取れないのでわかりません。

列の進みはあんまり速くなく、日陰だったうえに、日本でさんざん言われていたためコートの下は半袖Tシャツだった私がちょうど凍えてきたところで室内に入れました。中は体育館でした。

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体育館

体育館に入ると3つの列に振り分けられますが、列が3つなのに登録+問診する係員が4人(左寄りに3人+1人)いるので一番右の列の進みがやたらと遅いのがちょっと驚きでした。誰も文句言わないんだ!

それでなんかこの登録と問診がみんなやたらと時間がかかっていて、いやだな…英語かな…(英語だよ)何聞かれるのかな…問診だけでこんなに長いか…?と日本から持参したワクチン接種証明書を握り締めて列に並んでいたのですが、どういうわけかNHSナンバーと生年月日と「1回目?2回目?ブースター?」と聞かれるだけで終わった。そのあとなんか言ってたけど多分「パソコンの調子が悪いからドクターに問診してもらってね!!」って言ってたんだと思う。結果的に。振り返ってみれば。

注射ブースは5個くらい並んでたけど多分2~3か所しか使ってませんでした。イギリスではよくある風景。まぁタイミング的に問診が律速になっていたのでスキを見てドクターが休憩を取っていた可能性が高いと思います。

ブースに番号が振ってあるわけでもなく、どうしたら…とおどつこうとした瞬間にブースから手を振って呼ばれました。ナンシーと名乗る女性は、とても明るく、なにより英語が聞き取りやすかったのでほっとしました。ナンシーは私に生年月日をたずね、それをパソコンに打ち込んだあと何かを言って慌てて立ち上がり、どこかに行き、誰かを連れて戻ってきました。どうやら私の問診が済んでいないことが問題だったようなので、なんとなくソーリーと言ったら「よくあることよ!」と言っていました。よくあるんだ。なんでだ。

めちゃくちゃ早口で問診されたので「プレグナント」「メディシン」「シビアアレジ―」しか聞き取れませんでしたが、全部Noでクリアできました。日本の問診票は1個だけひっかけがあったのでびくびくしていましたが全問正解できて良かったです。

「最後の質問よ。」とナンシーが間を置いたので、ゴクリと生唾を飲み込みかけたのですが、「Left or Right!!」だったのでナンシーラブ!ってなりました。ナンシーは私の左肩にいるピングーのタトゥーをめちゃくちゃ褒めてくれながらブースターを打ってくれました。打った場所をフム、と一瞬見て、パッチみたいなのも貼らずに終了。

接種後15分待機は任意でした。外の列はそう長くなかったけど、会場出るまでは結局2時間と少しかかりました。これから副反応くると思いますが、イブプロフェンを大量に持っているので余裕です。すでに腕ちょっと痛いけど。ちなみにワクチンパスポートうっかり発行されてねえかな、とNHSのサイトを見てみましたがされてませんでした。ただ、接種終了の名刺サイズの紙をもらったので、後日これと日本の接種証明書を冒頭で書いたセンターに持って行けばブースター済の登録をしてもらえると思います。普通に考えれば。

イギリス大学院留学交友関係全公開☆

さきほど寮の冷蔵庫の中に大きなホールケーキが入っていたので、フラットの誰かの誕生日パーティーかなと思うのですが、私は全く今夜の予定を聞かれたりしていません。どういうことでしょうか。

 

こんにちは。

まぁ、誰かの友達の誕生日パーティーが明日どこか別の場所であったりするということだと思います。さすがにね。さすがにこのフラットでパーティーするならハブらないだろ。

というわけで今日は周りの人間について書こうと思います。「友人」ではなく「周りの人間」と表記する辺り、背後にある意味を読み取っていただきたい。登場人物はすべて仮名です。というか名前知らないケースも含まれています。

 

①フラットの人々

以前も少し書きましたが、私以外の3人は全員中国から来ている女の子たちです。修士課程で来てるけど、若い。新卒できてるんじゃないかな。ので、22歳~23歳くらい?どの子もおそらく、独り暮らしは初めてだと思います。なぜなら

・ジャガイモを冷蔵庫に入れるのに袋入りサラダ用ベビーリーフを入れない。

・ご飯が暖かいうちに冷蔵庫に入れる

・庫内に異臭がしてくると庫内温度を下げる

かわいいものです。ただ庫内温度を下げられると私の牛乳とヨーグルトが凍るのでやめて欲しい。肉は色が変わる前に食え。一度言おうと思ったのですが、翌日元に戻っていたので、おそらく誰かの牛乳が凍ったんだと思います。ただまた下がってたりするので気が抜けません。トマトが買えなくなりました。あいつは一度凍って溶けるともう死んでいるので…。

3人とも料理を頑張ってます。私が到着した時「私たち全員料理が全然できないの!」って言ってたけど頑張ってる。ただお国柄もあるんだと思うけど、だいたい炒めてる。毎日炒め物でいける若い胃が羨ましい。

フラットの部屋割りはこんな感じです。

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こういう感じなんですけど、テイラーはたまに0時くらいまでテイラー・スウィフトを歌っています。でもうるさいとか全然ないよ。一番社交的。土日にどっか小旅行に行ったりしてる。バイトもしてるし。ヴィクトリアはどんな生活を送っているか全然知りませんが、先日買ったローストポークがオーブン用だったとかで、私の買ったオーブンを使ってくれたので良い子です。みんなに使って良いよって言ったのに「中国ではケーキとクッキーを焼く人しかオーブンを使わないので使い方がわかりません」と言って使ってくれなかったんだけど、使ってくれて嬉しい。場所とっててなんか申し訳ないからどんどん使って欲しい。ただプラスチックとかサランラップと一緒には使わないで欲しい。それだけはお願いしたい。

ゲーマーはゲーマーです。いつも夜中に笑い声や叫び声が聞こえていて、上か下の階で電話とかしてるのかな?と思っていたのですが、どうやらゲーマーのゲーム中の叫び声のようです。安心しました。昨日も1時頃まで悲鳴が響いていました。ウケる。

相変わらずパーティーしたりすることもなく、食卓を囲んだりすることもなく、テイラーとは週に1回くらい台所で会って、会うたびに「ロングタイムノーシー」と言われます。もちろんうまく返せないので「へへっ」と笑ってごまかします。

 

②クラスの人々

①、②ときましたが、いかんせん寮と大学の往復なので①と②しかありません。

イギリスの大学院(修士)はおそらく基本的にセメスター1(9月~1月:クリスマス・年末年始休暇込み)とセメスター2(2月~6月:イースター休暇込み)で終了、あとは各自で9月頭の締め切りまでに修論書いてね、みたいな。そんな感じです。

でセメスター1が今週で終わりなのですが、ここにきてやっとコースに何人所属しているかがぼんやり見えてきました。多分14人です。中国人3人と日本人1人で、あとはみんなイギリス人じゃないのかな。知らんけど。ちょっと女の子の方が多い。選択授業が同じじゃない限り週に1回しか顔を見ないので(しかも欠席が多い)、セメスター1が終わる今やっと名前と顔が一致しました。セメ2がはじまる頃にはまた忘れていると思います。

9月末から大学はスタートしていましたが、11月に入ってやっと、コースのグループチャットが作成されるくらいの一体感のなさ。よく留学されている方のツイートをみると「クラスのチャットが早くてついて行けないwww」とか「エッセイ提出直前だからグループチャットが阿鼻叫喚www」みたいなのを見かけますが、うちのコースのグループチャットはアプリ設定の関係で少し遅れて参加した私の「インバイトありがとう」のあと丸2週間なんの発言もありません。インディペンデントです。

今週の火曜日に今年最後の必須の授業があったのですが、ハブアハッピーホリデー!みたいな雰囲気はゼロでした。もちろん打ち上げの飲み会などもありません。私が誘われていないだけかもしれません。

そんなクラスの中から数名紹介したいと思います。

ひとりめはエミリーちゃんです。私のお気に入りの小さくて可愛い子です。一度だけ会話したことがあります!!(自慢げ)といっても名前を聞いて、聞き取れなかったのでノートに書いてもらっただけですが。でも授業前後に会ったら「ハイ」とか「シーユー」とか言うのでクラスで一番仲がいい、と言っても過言ではありません。エミリーちゃんはたいてい授業に20分くらい遅れてきます。あとたまに課題論文もパソコンも持ってこず、スマホを開いています。多分スマホで論文読んでるんだと思う。授業中もほとんど発言しないので、なんとなく親近感を感じています。

数人紹介する予定が、エミリーちゃんしか書く事がありませんでした。あとは先日、「日本のどこからきたの?」と突然メッセージをくれた子がいますが、イギリスのチャット作法がわからず、なんか変な感じでチャットが終わってしまいました。そのチャットの反省を翌日丸1日くらいしていたので、やっぱり友達とか作らないで独りの方が勉強に集中できる説を引き続き唱えていきたいです。

ちなみに今日、その子と授業前に目があったので「風邪良くなった?」くらい聞けばこのもやもやも晴れたかもしれないのですが、小さい声でhi(小文字)など言ってそそくさと逃げてしまったため、コミュニケーションへたくそ野郎は海外留学しても「海外にいるコミュニケーションへたくそ野郎」になるだけという言説は本当だったんだな、と感心せずにはいられません。

 

これが私のすべての交友関係です。交友とは。

 

ところで最後にお伝えしたいことがあります。冒頭でお話したケーキですが。ゲーマーが自分のために自分で買ったそうで、フラットのみんなに1切れずつくれました!!なんたるぼっちフラット!!(感動の涙)

しかも主役のゲーマーが「ゲームが忙しい」という理由でケーキを持って部屋に帰ってしまったので、各々部屋で食べました。美味しかった。

今日はなんと雑文を書く余裕がある。

イギリスの大学院は留学生が多いので、留学されている方のブログやSNSを拝見すると「〇〇人の友達が~」とか「〇〇人のフラットメイトは~」ってよく出てくるんですけど、私がこっちにきて驚いたのは、自己紹介の時にみんな「アイムフローム」を言わないことです。なので、そのブログやSNSやらの彼ら/彼女らは、現地である程度以上の人間関係を築いているのだな…と遠い目になります。さておき。

まぁ確かにどの国から来たかとか関係ないし、学部から留学してきてる子なんかは今更だろうし、わざわざ自己紹介で言うことでもないんだろうなぁと思います。なので私は自分のコースにどれくらい留学生がいるのかわかりません。私以外みんな英語がぺらぺらだし、私のリスニング力ではネイティブかどうか判断できません。「東アジア系の外見の学生が私を含めて4人います」までしかわかりません。まぁ仲良くなればそういう話も出てくるんでしょうけど、いかんせん私は友達がいませんのでわからないまま修了しそうです。

で、困る、というか気を使うのが「中国語を話す子たち」です。私がこっちで交流のある子は日本人のPhD先輩をのぞいて全員中国語を話す子たちなのですが、中国語を話す=中国人、とは限らないので決めつけないようにしなければならない。台湾人かもしれないし香港人かもしれない。(そもそも〇〇人とは?)でもつい中国人だと思い込んでしまう。なのでつい「中国ではそれどうやって食べるの?」みたいに言いそうになる。ギリ気づいて「あなたの国では」って言えた時には「あぶねー!英語の語順で良かったー!!」ってなります。まぁ確率的に中国から来た可能性が圧倒的に高いけど、そういう問題じゃないからね。1/100は0ではないからね。

台湾の人を中国人だと思うことは、それだけでもう一つの主張を持つことに繋がりかねないわけだけれども、逆もまた然りで、すなわち私たちは「中国語を話す人の前に立つ」だけで自分の主張を問われるのです。これはイギリスにいようが日本にいようがどこにいようが同じです。

先日、とある授業で一緒になる子とピザを食べに行ったのですが(これは友達、と言っていい案件では?!)、彼女は所属しているコースがHuman Rightsなのでその辺りは余計に気を使ってしまうなと思い(というのも偏見だけど)、「ところでどこからきたの?」って聞いたら中国でした。ちなみに自国は嫌いらしい。

で、何が言いたいかというと、台湾とか香港のことは近隣国なので、すこしセンシティブな部分があるということを知っているおかげで考えられるのですが、知らずにやってしまっていることが沢山あるんだろうなぁということです。怖い!知らないって怖い!

かといって、家で岩波新書を読むモチベーションもなかなか出てこないわけですけれども。なんだろうなぁ。緊張感?自分には知らないことがあってそれが誰かを傷つけるかもしれないという緊張感。これを常に持って部屋の外に出なければいけないというか、部屋にいてもパソコンに向かっていれば同じです。これが行き過ぎるとコミュニケーションへたくそ野郎になってしまうのですが、私の場合はそれ以前に英語が話せないので結果は同じです。良かった。

で、これは性別の話でも同じで、HeとかSheとか主語に性別判断が必要な英語まじ時代遅れwwwと常々思っているのですが、いやていうか三人称ってすごくない?必ず何かしらの話者の判断が入ってくるじゃん??三人称やばいな??とテンション上がってちょっと検索したら、ちょうど昨日(目次だけ)読んだエスポジト先生の別の本が出てきたので「運命!!!」ってなりました。

なんの話だっけ。

そうそう。バイアスに意識的であることはなんと面倒くさいことか。面倒くさいを頑張ろう、という話。

これを書くのも、私は台湾問題や香港問題に疎いので、もしかしたらこの文章にも間違いや偏見が含まれていて、誰かからお叱りを受けるかもしれないのだけれども(むしろ教えてもらうの歓迎)、それでも表明することが、外に出ない代わりに私にできることかもしれないので、文章というほどの体裁はとれてないけども、雑文としてあげておきます。

英語を使わずに挑むイギリス大学院留学。

英語をほぼ使わずにもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。誇張なしにほぼ使ってません。

 

①生活

私の住んでいる民間寮のフラットは、私以外は3人の中国の子です。3人とも、というか私を含めて4人とも英語がそんなに得意ではないので、キッチンで談笑とかしません。というかできません。私以外の3人はしてます。中国語で。

なので、キッチンで会えば挨拶くらいはしますが、「寒いですね。」「そうですね。」くらいです。何か問題があれば、具体的には一度、誰かが冷蔵庫の元スイッチを間違えて切ってしまって冷蔵庫内の温度が室温になる事件があったのですが、そういうときはWeChatにグループを作ってあるのでそこで連絡がきます。全員英語が得意ではないので、難しい文章は送られてこないので安心です。

 

②買い物

冷蔵庫が小さいサイズのものを4人で使うというなかなかのハードさなので、買い物には頻繁に行く必要があります。しかしもはや、どのお店もセルフレジなので店員さんとの会話などありません。黙々とセルフレジです。

先日、全然外食をしていないことに気づいてみんな大好きナンドスに入ったのですが、テーブルに貼ってあるQRコードを読み込んで席番号を入力し、スマホで注文・支払いするシステムでしたのでカウンターで注文する必要もありませんでした。黙々と芋を食いました。

 

③交通

寮から大学までは5~10分、市街地までは30分なので大抵歩きます。英語要りません。一度、市街地からの帰りが遅くなったのでバスに乗りましたが、目的地を言ってコンタクトレスのクレカでピッだけなので目的地の発音さえ練習してあれば問題ありません。どのバスに乗ればいいかなどは全部Google MAPさんが教えてくれます。英語要りません。

 

④アクティビティ

アクティビティ(笑)。アクティビティといっても週に1回の映画しかないんですけど。シティセンターもわりと遠いし、何もないと本当に引きこもってしまうと思い、ODEONのサブスクに登録しました。映画見放題です。£9.99からはじまって、毎月£3ずつ値上がりするという仕組みです。週1だといまいち元が取れないことに気づき、最短契約期間の3ヶ月で解約する予定です。年末年始日本帰るしね。で、これもオンラインでチケットを買って入り口でバーコードを見せるだけなので英語要りません。あとどの映画もめちゃくちゃ空いているので隣のイギリス人に話しかけられた、みたいな紀行エピソード的なものは決してありませんので英語要りません。映画を楽しむには英語が要ります!!!!!!DUNE全然わからなかったな!あ、DUNEはIMAXで観たほうが良いと言われたのでODEONではなくVUEに行きました。こっちは席埋まってた。みんなODEONじゃなくてVUEに行ってるのか…。

あと、10月の末にSLEEP WALKING ANIMALSのライブに行ったのですが、これもオンラインでチケットを買って、入り口でお兄さんにバーコードを見せるだけです。日本と違ってワンドリンク制みたいなものはないので、バーカウンターで何か頼まなければいけないということもありません。ノーイングリッシュです。

 

⑤授業

さて、本番の授業です。まさかの英語が要りません。予習ですが、どの授業も1~2本の論文が課題で出ていますのでこれを読む必要があります。しかし私たちには高性能無料翻訳ソフトDeepLがあります。最初こそわからないところだけDeepLにお世話になろうみたいな志がありましたが絶対に週4本以上論文を、しかも哲学論文を読むとかご飯以外起きてる間は勉強してても間に合いません。ので、全部DeepLです。段落ごとにDeepLにコピペします。で、翻訳を読んで日本語でノートに内容をまとめます。日本語で。翻訳を読んであまりにも意味不明なところだけ英語をみます。でもだいたいわかりません。そういう時は飛ばせばいいだけです。あとは事前に授業スライドがポータルにアップされるのでそれもDeepLにかけます。以上予習終わり。

それで授業に挑みます。先生の言っていることは聞き取れませんが、当てられて答えさせられるということはないので問題ありません。問題は、グループディスカッションです。どの授業も授業中に複数回10~15分程度のディスカッションがあります。最大の難関ですが、誰かが喋ってくれるので頷いていればOKです。これまでにディスカッション中に「どう思う?」と聞かれたのは1回だけです。中国の子が気を利かせて聞いてくれたのですが、たまたまスライドに書いてあった質問で答えは用意してあったのでそれを読みました。それに対してグループの子たちが何かしらリアクションをくれるのですが、どれも聞き取れません。「確かに」などと頷いて難を逃れました。

 

⑥その他大学生活

図書館の本はオンラインでリクエスト出して用意出来たらメールがきて、図書館のコレクトルームに置いてあるのを機械に通せばいいので英語要りません。で、このシステムを知るのに英語が要りそうなものですが、2019-20に日本で通っていた英語のクラスで一緒だった子が今同じ大学のPhDにいるのでその子に教えてもらっただけです。ラブ。

あと事務手続きで学生証をもらいにいったりしましたが、これもオンラインでスロットを予約して指定された場所に行くとボランティア学生が「学生証?!」と食い気味に聞いてくるのでYesと言って指定された番号の窓口に行ってメールをスマホで見せたら終わりです。英語要らない。ちなみに大学からのメールは即DeepLにぶち込みます。英語読みません。

 

と、ここまで英語できないけど全然問題なく生きてこれたのですが、いよいよそうはいかなくなってきました。エッセイです。11月の1週目はリーディングウィークとかいう謎の休みなのですが、これが明けたところにエッセイの締め切りがあります。といっても、とある授業の中間エッセイみたいな感じで1000ワードという多分普通の人にはちょろいやつなんですけど。1000ワードということは900ワードです(下限狙い)。Critical Summaryという、指定された論文のうち1本を選んで、サマリーと批判ポイントを書く、みたいなやつです。まず指定論文に日本語訳されているものがないか探したけどありませんでした。しかし背景に関しての解説本(日本語)が出ている超有名論文があったのでそれを選びました。トロッコ問題のやつです。トロッコ問題については日本語でも色々解説サイトが見つかるので背景はつかめたのですが、さすがに論文の細部については自力でやらなければなりません。そこでまずDeepLに突っ込んで、いつもならまとめノートを作るのですが、今回は本気なので日本語全文をワードに貼りつけます。翻訳バージョンの出来上がりです。それを読みました。ところどころ難しかったけど一応全体の要旨を掴み、なんとなく批判ポイントを探しだし、ここまで英語に頼らず(頼らず?)やってきました。

私は英語力を伸ばすという目標が留学計画に含まれていませんのでこんな感じでやっていますが、英語力を伸ばしたい、世界中の人たちと議論したい、などの目標がある人は本当にリスニングとスピーキングをめちゃくちゃ頑張ってきた方が良いと思います。頑張れ。

さて、あとは日本語でエッセイを書いて英文翻訳サービスを使うという最終手段があるのですが、さすがにそれはお金がないので、いよいよ英語に挑みます。健闘を祈ってください。

前期授業を斬る(斬らない)

私が300万円を払って置いてもらっているコースは

1.前期3コマ+後期3コマ+長い修論

2.前期4コマ+後期4コマ+普通の長さの修論

のどちらかを選ぶことができます。もちろん私は1の方です。修論を書く段階になった泣くのは目に見えていますが、多分普通の長さでも泣くので同じです。前期も後期も必修授業は1コマなので、2つずつ好きな科目を履修できます。この選択科目は毎年変わるので、興味のある科目が今年開講されて良かったなと思います。

 

①MA Philosophy Research Skills(必修)

正直、この手の授業があることが私の大学選びのひとつの基準でした。ほっとかれても書けないし。明るくて若い女の先生が担当です。エミリー可愛いよエミリー。メールの返事も早いし。

この授業は通年ですが、前期は

  • 学生が挙げた任意の論文2本を読んできてそれについてディスカッションする
  • 自分の修論テーマについて段階を追って進めていく

この2タイプの授業を交互にこなしていきます。任意の論文の方は全然自分の興味と関係ないところからもってこられたりするので厳しい。まぁ地蔵です。論文を読んでいったところで地蔵です。

ちなみに今週はこっちの任意論文タイプの授業だったのですが、論文2本中1本がトマス・ネーゲルの『コウモリであるとはどのようなことか』という、邦訳まで出ている有名な論文だったので、ブログに内容をまとめてくれている人がいたりして助かりました!!!ありがとう!!!それでも地蔵だったけどね!!!既読地蔵と未読地蔵、傍から見たら同じじゃない?もはやリーディングしていかなくてもいいのでは?ってなってます。実際、今日は教室参加者が7人(+オンライン6人)だったのですが、そのうち2人が1本目の時はめちゃくちゃ発言していたのに2本目になったら急に黙ったので、あいつら多分リーディングしてきてねえぞ。(私も2本目はしてません)

来週は各自研究計画書の叩き台を作ってくるように、みたいな課題が出ています。そして再来週の論文2本は、片方が44ページもあるので正気か?ってなってます。読まない。

 

②Ethics of Killing(選択)

選択科目は各学期5個ずつあるんですけど、半分くらいが政治学部の授業になっています。なぜかは知りません。で、この授業は政治学部のやつです。なので政治学部の学生が多いです。参加人数は、今日は教室7人+オンライン3人でした。リーディングが2本あるんですけど、事前に「今回のクエスチョンズ」が発表されているので、リーディングやってなくてもそのクエスチョンズの答えを用意してあれば良さそうだということに3回目の今日気づきました。ただ、中間エッセイと期末エッセイがあるので数本は読まなきゃいけないけど。

ちなみに今日は二重結果論というやつで直観的には面白いけど実はわりと複雑なやつなんですけど、「テロリストの武器庫に爆弾落とすけど一般市民の巻き添えが見込まれる」と「テロリストが一般市民を意図的に爆弾で殺す」は市民の死者数が同じだとして、どっちが道徳的に許されるでしょう、みたいな。ここはひとつ被爆国の人間として「そりゃ前者の方が認められがちだけど被爆国としては納得いかないよね」と言っておきましたが伝わったでしょうか。(もちろん昨日から文章作って暗記しておいた)

 

③Philosophy of Medicine(選択)

これは哲学科の授業です。初回の授業テーマは「健康とは」でした。これも教室は10人くらいかなぁ。リーディングは1本で、まず最初に学生がプレゼンします。挙手制なので私には回ってこない予定。そのあと先生が講義をして、最後にディスカッションです。先週は5人ずつのグループだったのですが、ディスカッションテーマすら最後までわかりませんでした。

そして今ちらっと確認したら評価はエッセイ100%なのですが、なんと4000wordsでした!わー!授業出てる場合じゃないわ!

 

そんな感じです。日本でオンライン1週半+渡英して1週間の合計2週間半受講した感想としては

  • 3コマでいっぱいいっぱい
  • とはいえその予習すらままならない
  • 多分復習はしなくていい
  • 地蔵許されたい
  • 毎週のリーディングに必死でついていくことも大切ですが、どう考えても中間・期末のエッセイを進めたほうが良い
  • オンラインだと先生の話はギリ聞こえるけど教室の声がほとんど聞こえないからお勧めしない
  • 更にグループでディスカッション、と言われたときに発言プレッシャーがオンラインの方がでかい
  • 教室だと、ノートに視線を落としてウーンと首をひねるという「特に発言はありませんムーブ」が伝わるけど、オンラインだと伝わらない

次回はいかに英語を使わずにやっていけるかについて書いてみたいと思います。