英語できないけどイギリスの大学院に行く。

英語ができないけどイギリスの大学院に行きます。

英語できないけどBoosterの発音だけ練習してget boosted nowしに行く。

長いけどあんまりおもしろくないです。備忘なので許されたい。

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welcome boad

2021年12月17日現在、日本でワクチン接種を2回済ませている人の、イギリスでのワクチンパスポート入手に関しては、NHSが用意した全国に数か所しかないセンターにオンラインで予約のうえ出向く、というのがメインルートです。そのうち変更ありそうだけど。

これが本当に数か所にしかなく、最初に私が現住所を入力の上検索したときには、最寄りが130マイル離れた場所でした。少しずつ増えてるっぽくて、先日はリーズにあるのを見かけた。

で、そのセンターで登録手続きをしてもらい、ワクチンパスポートを入手し、その後ブースター接種の予約をする、というのが今のところ一番間違いないかと思います。

というか、NHSに接種記録が登録されないと、ブースター接種の予約ができず、1回目の予約になっちゃう。これで予約して、当日現地で「実はブースターなんだよね!」もありかもしれない。あとは予約の要らないウォークイン接種会場で打っちゃう。これはあり。今してきた。

というわけでブースター接種のレポートをしたいと思います!役には立ちません!

昨日の17時半頃、GPの電話番号からテキストが届きました。

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text message

こういうの。ほほう!と思ったのですが、上記の流れがあるため、2回目までの記録をNHSに登録しないままブースターを打つと、ワクチンパスポートの入手が面倒になるのでは?と思いました。面倒になるというのは、すなわち、NHSに電話して説明して記録をかえてもらうなどの、英語のできないプレーヤーは1撃で死ぬ敵と闘わなければならないはめになる、ということです。死にたくない。あと2回目接種の時副反応わりとしんどかったから帰国直前はしんどいな、などもありまして今回は見送ることにしたのですが、なぜか本日11時半には行列に並んでました。

ニュースでは「4時間並んだわ!クリスマスには家族に会いたいから!!」みたいな女性がインタビューされていたりしたので、4時間を覚悟すべきだと思ってたんですけど、朝起きた瞬間に「前日に急遽設置が決まった臨時会場で平日昼間とか穴場なのでは…?」など思い付き、13時から授業があったのですが「お国の命令なので!!」みたいな気持ちでなかったことにして並びました。

あと、ワクチンパスポートは発行が面倒で諦めたとしても、抗原検査記録とかで代わりになりますが、私の健康は代わりがきかないので…。いよいよ明日辺りは新規感染者数10万人いきそうですし。

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寒くなくて良かった。

徒歩20分くらいの場所に会場はありました。

着いたのが11時15分くらいかな。思ったほどの列じゃない。外に50~60人?土地柄なのか時間の関係か、移民らしき人が多いです。しばらくするとスタッフの方、おそらく一度リタイアしてこのパンデミックで力になりたいと仕事に復帰された方かと思われますが、「天気が良くて最高ね!」「何か質問ある人はいない?」「症状ないわね??」と笑顔で元気よく、列のひとりひとりに声をかけていきます。ホスピタリティ!英語のできない私もさすがにスマホツイッターに必死なふりをするのは人として良くないので「2回目まで日本で打ったんだけど大丈夫ですか?」と用意してあった質問をしてみましたが、「3ヶ月経ってればオッケー!」と言ってもらえました。後ろに並んでた中国から来ている二人組はなんか揉めてた。シノバックスだったのかもしれない。聞き取れないのでわかりません。

列の進みはあんまり速くなく、日陰だったうえに、日本でさんざん言われていたためコートの下は半袖Tシャツだった私がちょうど凍えてきたところで室内に入れました。中は体育館でした。

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体育館

体育館に入ると3つの列に振り分けられますが、列が3つなのに登録+問診する係員が4人(左寄りに3人+1人)いるので一番右の列の進みがやたらと遅いのがちょっと驚きでした。誰も文句言わないんだ!

それでなんかこの登録と問診がみんなやたらと時間がかかっていて、いやだな…英語かな…(英語だよ)何聞かれるのかな…問診だけでこんなに長いか…?と日本から持参したワクチン接種証明書を握り締めて列に並んでいたのですが、どういうわけかNHSナンバーと生年月日と「1回目?2回目?ブースター?」と聞かれるだけで終わった。そのあとなんか言ってたけど多分「パソコンの調子が悪いからドクターに問診してもらってね!!」って言ってたんだと思う。結果的に。振り返ってみれば。

注射ブースは5個くらい並んでたけど多分2~3か所しか使ってませんでした。イギリスではよくある風景。まぁタイミング的に問診が律速になっていたのでスキを見てドクターが休憩を取っていた可能性が高いと思います。

ブースに番号が振ってあるわけでもなく、どうしたら…とおどつこうとした瞬間にブースから手を振って呼ばれました。ナンシーと名乗る女性は、とても明るく、なにより英語が聞き取りやすかったのでほっとしました。ナンシーは私に生年月日をたずね、それをパソコンに打ち込んだあと何かを言って慌てて立ち上がり、どこかに行き、誰かを連れて戻ってきました。どうやら私の問診が済んでいないことが問題だったようなので、なんとなくソーリーと言ったら「よくあることよ!」と言っていました。よくあるんだ。なんでだ。

めちゃくちゃ早口で問診されたので「プレグナント」「メディシン」「シビアアレジ―」しか聞き取れませんでしたが、全部Noでクリアできました。日本の問診票は1個だけひっかけがあったのでびくびくしていましたが全問正解できて良かったです。

「最後の質問よ。」とナンシーが間を置いたので、ゴクリと生唾を飲み込みかけたのですが、「Left or Right!!」だったのでナンシーラブ!ってなりました。ナンシーは私の左肩にいるピングーのタトゥーをめちゃくちゃ褒めてくれながらブースターを打ってくれました。打った場所をフム、と一瞬見て、パッチみたいなのも貼らずに終了。

接種後15分待機は任意でした。外の列はそう長くなかったけど、会場出るまでは結局2時間と少しかかりました。これから副反応くると思いますが、イブプロフェンを大量に持っているので余裕です。すでに腕ちょっと痛いけど。ちなみにワクチンパスポートうっかり発行されてねえかな、とNHSのサイトを見てみましたがされてませんでした。ただ、接種終了の名刺サイズの紙をもらったので、後日これと日本の接種証明書を冒頭で書いたセンターに持って行けばブースター済の登録をしてもらえると思います。普通に考えれば。