英語できないけどイギリスの大学院に行く。

英語ができないけどイギリスの大学院に行きます。

英語できないけど英語のタトゥー入れてきた。

はたちそこそこでウィーンに語学留学した時、同じ語学学校でひとりの日本人女性と出会いました。30代の彼女は、夫から逃げてきたとのことでした。彼は声優のタマゴで、浮気ばかりしている、と言っていました。今思えばできすぎですが、多分本当だと思う。あそこで嘘つく意味ないし。彼女は1ヶ月しか滞在していなかったのですが、どうしてもウィーンでタトゥーを入れたいんだと言っていました。そのこと自体が当時の私には衝撃で、その理由を聞いたのかどうか覚えていないんだけれど、数日後に手首の内側に入れたハートのタトゥーを見せてくれました。

何かの覚悟とか決心とか、そういうものだったのかな。想像だけど。単に入れたかっただけならこんな言葉の通じない場所で挑戦しないよね。何かあの時あの場所で入れる意味が彼女にはあったんだと思う。名前とか全く覚えてないし、大昔なのでSNSアカウント交換したりとかもなく、今どうしているかはわかりませんが、元気だと良いな。手首のハートは健在なんだろうか。

 

…などと思っていたのですが、今私に言えることは、大げさな覚悟とかなくても海外きた記念にタトゥーとかありだよね!ということです(なしです)。というわけで、彼女もただの記念だったのかもしれません。

唯一の友達ゾーイちゃんが、6か所くらい入れてるんですよ。トトロとかピーターラビットとかわりと大物を。母親にバレたら殺されるって言ってますけど。やっぱり中国もわりと風当り強いのかな。で、この前ふともものピーターラビット見せてもらって、いいなー、やりたいなー、と思ってたんですけど、私この1年ちょっと慢性蕁麻疹の持病があって、ヒスタミンが元気なときは物理接触で容易に蕁麻疹出るので諦めてたんです。それがここ1ヶ月くらいめちゃくちゃ調子が良いんですよ。治ったのかもしれない…!

というわけで適当に検索して予約しました。レストランとか洋服屋に1人で入るの苦手なくせに、変なとこ度胸ある。まぁ英語できないのにイギリスの大学院に行こうと思うくらいだからむしろ度胸(と貯金)(大事)しかないという気もする。あとはちょうど2年前に日本でひとつ入れてるので、初じゃないというのも大きい。あの時はなんだか「誰にとっても自分の身体は自分のものだ」ということを周囲にアピールしたかったんですよね…何かあったというわけではないんですけど。身体に関する自己決定権みたいな本でも読んだんですかね…。(覚えてない)

まぁまずは見てください!見せたくて仕方ないので!


肌が汚なすぎた。修正足りない?大丈夫?グロ報告とかしないでね??

ミュージカル"Les Miserables"の中で私が一番好きなフレーズです。みんなも好きだよね?あそこのグランテールパートからどのフレーズを選ぶかについては悩んだんですけど、他のフレーズにはdieとかdeathとかちょっと直接的な単語がでてくるので。このフレーズならそれ自体でも意味があるし、良くないですか。良いよね。かなり。褒めて。スペルあってるよね??

 

・予約

予約はメールで、希望のデザインイメージと大きさと希望曜日時間等を書いて送ります。私の場合はデザインが確定しているのでそれで済みますが、どんな絵にするかとか相談が必要な人は一度相談に行くみたいな段階が必要かと思います。

メールが返ってきたのが4日後、そこに目安金額と予約の空きは5月以降になりますと記載されており、それで良ければデポジット£30を銀行振込してね、とあります。適当に選んだわりには人気店のようで良かった。

 

・前日

予約前日に質問フォームのURLが送られてきて、アレルギーとか服用中の薬の事とか10個くらいの質問に答えておきます。当日スマホで慌てて単語調べなくて済むぞやったね!

 

・当日

日曜日だったせいか、受付の人と担当のアーティストの方ふたりしかいませんでした。いやでも普段から2~3人しか入れてないっぽかった。大きな窓から中が見えて、ちょっと日本では考えにくい造り。室内も明るくていわゆる受付に骸骨の置物があったりしません。

担当のお兄さんもめちゃくちゃフレンドリーで良かった!ていうかほとんど会話ないから英語できなくても問題なかった!まぁデザイン相談とかだと別ですけど。ていうか入店から30分で全部終わった…あっけなさすぎる…。施術自体はこれだと10分くらい。あっという間。£60でした。値段は日本とかわらないかな。ちょっと安い?

使った英語は「予約してある?」「昨日のフォーム書いた?」「そこで5分くらい待っていてください」「上着はそこにかけてください」「ステンシルを貼って写真を撮るので確認してください」「そこにのってうつ伏せになってください」「痛くないですか?」「終わりました」「写真を撮ります」以上です。中学英語でいける…!

アフターケアの方法なんかは全部サイトに載ってるので特にその場で説明を受けたりはまったくないです。まじでなんかウォーク・インって感じ…一応予約したからウォーク・インじゃないけど…。

日本では翌日からワセリン塗るよう言われましたが、ここのスタジオではPALMER'S COCOA BUTTERがお勧め、というので素直に従います。BOOTSに売ってました。ここから痒いタームに入りますけど頑張ります。

日本で施術するより全然簡単なんですけど、簡単なだけに深く考えず入れてしまうと後悔しますのでまったくイギリスで入れるのはお勧めはしません。簡単な上に海外にいると浮足立ちがちなので、勢いでやらないようにしてください。温泉入れなくなるよ。ていうか何のためにこの記事を書いたんだ私は…もしイギリスに行く1年以上前からイギリスでタトゥ入れるって決めてたという人とかあとはすでに持ってて単純に増やしたいという人がいれば参考に…。