三重苦だけどイギリスの大学院に行きます。
前回、英語ができないけどイギリスの大学院に行く話をしました。
実は、それ以外にもわりとでけえ負荷を背負って渡英します。
①記憶力と体力がヤバい。
本当は去年(2020年9月)から渡英する予定でしたが、パンデミック下ということで1年入学を延期しました。新卒ではないのでさらっと延期を決められても良さそうなものですが、だいぶ悩みました。なぜなら、1年延期することで1年分更年期を迎える可能性が増えるからです。
そういう年齢です。当然、若者と比べて記憶力が断然ヤバい。何度聞いても米津玄師の読み方が覚えられない。不安な夜には「40代 50代 医学部」などの検索をして「私も頑張れる」と3回唱えて眠りにつきます。
もちろん、体力もヤバい。大学院留学している方の「また徹夜」といったツイートを見るたびに母のまなざしになります。私ぐらいになると0時まで起きていられません。
半分の記憶力で半分の時間しかない、とおおざっぱすぎる仮定をすると4倍の能力を持っていないと彼らには並べません。にもかかわらず英語ができない。すごい。よく行くな。
もちろん渡英中に更年期障害がはじまるかもしれません。桂枝茯苓丸をイギリスで手に入れる方法を検索しておかなければならない。
②専攻がガチで鬼。
何を思ったかMA Philosophyです。学部と違う専攻に入るのはなかなか難しいと聞いたので、仕方がありません。しかも卒業してから何年経ったか知りません。
哲学とか、ほんと入門書すら日本語で読んでもわからんのですが、いやほんとよく行くな。
上記2点と英語ができない点をあわせて3重苦です。なんでそんな最弱装備でイギリスの大学院くんだりまで行くかというと、ちょっと個人的な話になりますが、っていうか全部個人的な話なんですけど、人生折り返し辺りになって振り返った時、1番楽しかった1年というのがウィーンに語学留学していた年でした。1番頑張った1年というのが、博士論文を書いた年でした。
人生後半、特に目標とかイベントとかなくてなんだかつまんなさそうだから、これまでの「1番楽しかった」と「1番頑張った」を更新してえなー!みたいな。軽いノリです。軽いノリに頑張って貯めた800万円使いきります。
*ちなみに博士課程は哲学ではないです
*こう書くと「ドイツ語ができるPhDもち」みたいでなんだかすごそうですがウィーンでは遊んで暮らしててドイツ語とか挨拶しかできないし、PhDも理系なのでわりと時間とお金で取れるやつです